母と一緒に玉置浩二さんのコンサートへ ~60′ CARNATION~
先週、母と一緒に玉置浩二さんのコンサート 〜60′ CARNATION〜へ行ってきました。
母はカラオケが趣味&健康の秘訣なのでよく行っているんですが、昔から好きな安全地帯の「ワインレッドの心」を練習しているんです。
私も前から一回は生歌を聴いてみたいなと思っていたんですが、調べたらちょうどコンサートの抽選申し込みがあったので、申し込んだら当選!
それで、母の誕生日プレゼントにしました。
場所は三軒茶屋駅から近い、昭和女子大学の人見記念講堂。
三軒茶屋周辺で待ち合わせしてそのまま記念講堂へ。
・・・実はその日、長男の学校の運動会で、見てから行ったんです。
コンサートのチケットの抽選に申し込んでいる時点で全く気がつきませんでした!
でもコンサートは夕方からだったので、運動会もちゃんと見られたんですけどちょっとハードでした。
人見記念講堂は武道館などに比べるとこじんまりした感じですが、実際聴くのにはちょうどいいです。
1階の後ろから4列目でステージから離れていましたが、双眼鏡を持っていったのでけっこうバッチリ見えました。
さていよいよ始まりの時間・・・蒸気機関車の音とともに高まる会場の期待感。
出てきました!玉置浩二さん。
そして・・・
なんのブレもない素晴らしい歌声!
実は私は、十代の頃は玉置浩二さんが好きでよく聴いていたんですが、その後段々と離れていました。
しかし数年前に奇行が大いにマスコミに大いに取り上げられていたこともあって、「え〜?あんなに才能ある人が何で?」と思っていたんです。
玉置浩二さんは才能溢れる日本の音楽業界の中でも際立った存在。
稀有な才能の持ち主だってことは、誰もが認めると思います。
・・・でも、その才能もいい面ばかりってわけじゃない。
本人と身近な人しかわからない、心身の疲労や困難もあったんでしょうね・・・。
だけど、生で聴いたあの歌声は、60歳になっていながらも絶頂かと思うような完璧さ。
いや、完璧を通り越した、温かい包容力と表現力に満ちたものでした。
歌った曲のすべては、私はちゃんと覚えていないのですが、ファンの方のサイトを参考に載せておきます。
どれもすばらしかった!
でもその中でも印象に残った曲を挙げます。
カリント工場の煙突の上に
玉置浩二さんが子供時代を過ごした北海道の雄大な自然と、色々な思い出が詰めこまれた故郷を歌っています。
ここが玉置浩二さんの原点なんですね。
しあわせのランプ
「しあわせになるために生まれてきたんだから」という最初の歌詞でハッとしました。
この曲で励まされた人がたくさんいると思います。
MR.LONERY
知らない人は、とにかく聴いてみてください。最初の歌声で鳥肌です。
歌詞を聴いていると玉置浩二さんが抱えてきた様々な苦悩と、こういう心持ちで乗り越えてきたのかなということを想像します。
田園
ファンでなかったとしても聴いたことあると思います。名曲中の名曲ですね。
曲自体に、玉置浩二さんの生まれ育った北海道を思わせるスケールの大きさを感じます。
ワインレッドの心
子供の頃に、車の中のラジオから流れてきた光景がいまだに焼きついています。
この曲は何万回も歌っているんでしょうが、ヒットした昔とは少し違うアレンジで、少し感情を抑えた大人の余裕を感じました。
あらためて思ったのが、還暦でこの歌唱力を維持していることの驚き!
心身ともに充実しているのでしょうね・・・。
紆余曲折あった(ありすぎた?)玉置浩二さん。
間違いなく天才!
・・でもそのぶん大きな代償を背負った玉置浩二さんはおそらく今までに相当関わってきた人・自分ともに振り回してきたことが想像されます。
しかし今回、不安定さは全く感じませんでした。
ただ想像以上に素晴らしかった!その一言につきます。
それには、私生活の心身の安定があるからかな・・と思いました。
青田典子さんの力も大きいのでは?
天才と一緒に生活するのは大変だと思いますが、これからもぜひ支え続けてほしいですね。
さて最後になりますが、コンサートの演出も素晴らしかったです。
その演出と玉置浩二さんの歌声で、私自身の心にも様々な色が浮かんできました。
イラストは、繊細でかつダイナミックな玉置浩二さんの歌声と世界観をイメージして描きました。
メイキングです↓
激しかったり温かかったり、繊細でいてダイナミックな・・・
多彩な歌声を色で表したかったので、何回も色を重ねました。
その後、こういう天才がどういう風に生まれ育ったのか、玉置さんに密着した志田さんが書いた「幸せになるために生まれてきたんだから」を読んでいます。
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