クリエポ初出展までの道のり 〜パンフレット作成〜

クリエイターEXPOに初出展するため、備忘録を書いています。

今までの投稿↓

クリエポ初出展までの道のり 〜予約編〜

クリエポ初出展までの道のり 〜準備編〜

さてクリエポ開催から3ヶ月を切り、準備の中で一番大変そうなパンフレット製作を始めました。

以前にもIndesignでポートフォリオ作成をしましたが、冊子の印刷物は初めて。

どれくらいのボリュームで何部作ったら良いの?

どこで印刷したら良いの?と、わからないことだらけ。

結局、色がきれいという評判で質問もサイトできるグラフィックさんで作成することにしました。

パンフレットの内容ですが・・・

私は、水彩で色鮮やかに花や女性を描く「さらりタッチ」と、物語や情景をエモーショナルに描く「幻想的タッチ」があるんですが、クリエポという場所を考えるとどちらかをメインにした方が良いかなと思い、さまざまなシーンのイラスト例のある「さらりタッチ」をメインにすることにしました。

部数ですが、出展者さんのブログなどを見ると、500〜1000部作っている感じ。

1000部は相当配るのも大変そうだし、でも足りなくなるのは嫌なので700部にしました。

ページ数は、ポートフォリオとしても利用できそうなA4サイズ、20ページ。

3分の2は「さらりタッチ」、残りは「幻想的タッチ」という構成にしました。

さて、Indesign(Adobeの編集ソフト)でパンフレットの原稿を作っていきます。

細かい配置や合成はphotoshopで作り、psdファイルを読み込みながら製作しました。

タッチの違いがわかりやすいよう最初に「もくじ」ページを作り、各ページにも項目タグをつけました。

Indesignでは、共通で表示したい情報を「マスターページ」として登録すれば、各ページに適用できるのでとても便利です。

たとえば「Style1」とか、ページの下に表示するアドレスとか、私の場合は横につけた項目もマスターページを適用しています。

悩みながらもここまではやったことのある作業なのでそんなに迷うことはなく、いざ入稿へ!

グラフィックさんの注文ページで冊子の大きさ、ページ数、紙の種類と厚さなどを選びます。

表紙は会場であまり反射しないようにマットコート紙/135kg、本文はコート紙110kgに決めました。

ちょっと厚めだな、と思いましたか?

実は最初、本文は90kgに決めたんですが、以前に取り寄せていた紙・色見本をよく見ると意外と薄い・・・。

(このカタログは、graphicに会員登録した時にもらえるポイントで交換しました)

「幻想的タッチ」はかなり色が濃くて、裏に色が透けたらいやだな・・と思ったんです。

そして出来上がるまでの日にちと部数を選択。

入稿してから刷り上がるまでの日が長いほど、印刷代が安くなります。

それから、実際にどういう色で印刷されるのか確認したかったので、色校正のためのデジタルプルーフ(本紙タイプ)も注文することにしました。

でも、本印刷と色校正を注文した場合、どういう流れで入稿したらいいんだろう?

サイトから質問すると「まずは色校正で入稿し、出来上がりを確認してから、本印刷入稿する」とのこと。

そこが進まないと本印刷に行けないので、色校正は3日にしました。

そして色校正をIndesignのデータで入稿!

しかし、しばらく待っていたら「当社で対応していないフォントが使われている」「リンクされている画像ファイルが抜けている」という問題があり、修正して再入稿してください、とのこと。

それで画像は修正し、フォントも対応しているものしようと思ったんですが、自分が使っているフォントで対応フォントはあるのか?

一つ一つ選ぶのがまた大変!

アウトライン化したら大丈夫なのでは?と問い合わせたんですが、フォントのライセンスの問題がありできない、との回答でした。

そして「PDFダイレクト入稿」だったら今のフォントで大丈夫とのことで、おすすめされました。

詳しい方法はここに書いてありました↓

https://www.graphic.jp/pdf_upload

書かれているとおりに冊子のデータをpdfに変換し、今度こそと、またまた入稿!

・・・のはずでしたが、入稿画面でエラーが出てしまいました。

「CMYKの合計が380%を超えています。裏移りなど、印刷品質を損ねる原因となります」という表示が・・・!

えー?なにそれー

しょうがないので、画像のコントラストを少し弱めたり明るくし、インク総容量が数値(CMYK350%)に収まるようにしてから、こんどこそ!と入稿しました。

そしてこれ、後から知ったんですが、マットコート紙より、コート紙の方が総容量が多いんですね。

マットコート紙や普通紙はCMYKの総容量を300%以内に収めてくださいとのことでした。

え〜、知らなかった!(それともこれ常識?)

今度こそうまくいきますように!!と、祈るような気持ちでした。

しか〜し、今度は「ページ数が違う」という表示が出てしまいました。

・・・なんで・・?あっているはずなのに・・・??

またまた質問すると、単ページで作成したpdfの入稿の際、最初に「見開き」を選んだことが悪かったようなのです。

ちなみにこれ、後から「単ページ」に変えようとしてもこちらから変えられない?

なんで?もう、いや〜!

しかし、やさぐれてみたって進みません。

またまた質問すると、グラフィックから「リセットしたので、再度ページを開き直して入稿してください」とのこと。

私も完全に嫌気が差していましたが、グラフィックの担当者の方は「またコイツかよ〜!」と、ウンザリだったことでしょう・・・。

申し訳ないです。

いざ、いざいざ入稿!!

今度こそぉ・・・お願い神様!

そして・・・・

やーーーーっと入稿作業が完了したのでした。

そして3日後、色校正が送られてきました。

デジタルプルーフ(本紙タイプ)は、大きな紙でした。

色も思ったとおり。

誤字脱字も大丈夫そう!

よし、これで行こう・・と本入稿しました。

そして9日後。出来上がった冊子が無事700部届きました。

しかし・・・

これが20ページ×700冊のボリュームだ!!

段ボール1つでもすんごく重い!!

出来上がりには大満足でしたが、この重さは想定以上でした。

まあだから、けっこう薄めのパンフレット作る人多いんだろうなぁ。

どう搬入するかはまた後で考えるとして(!)、次は名刺作成です。

こちらもまた、色々ありまして・・・

次の投稿で書きますので、ぜひ読んでください。

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